筋トレ後のお楽しみ、ハイボール編
～番外編～
【電氣ブラン】

不惑のおっさん、MOSSA11号

明日へ心を切り替えるスイッチとするために、毎日ウィスキーを飲っています
これまでMOSSA11号のレギュラーとしていた、キリンウィスキー富士山麓　樽熟原酒50°の生産が停止しているため、次のレギュラーを張れるヤツを探し求めています

今回はちょっと番外編
浅草、神谷バーの創業者、神谷伝兵衛作成の、ブランデーベースのカクテル
　電氣ブラン

電氣ブラン

MOSSA11号若かりし頃、よくこれでツブれていたなあ（遠い目）
たまたま、某激安の殿堂で見つけ、つい購入してしまった、ただそれだけ

【電氣ブラン】
明治時代、浅草の神谷バーで誕生した、ブランデーベースのカクテル

【名前の由来】
当時、最新のもの、舶来のものは、「電氣ホニャララ」と呼ぶことが流行しており、それに、ブランデーの「ブラン」を合わせたものが由来とのこと
モダンで新鮮な響き、「電氣ブラン」
舶来のハイカラ品として、浅草で大人気だったそう

【カクテルの材料】
ブランデーベースに、ジン、ワイン、キュラソー、薬草が配合されています
詳細および配合の割合は秘伝だそう

【文学とのつながり】
浅草と文学は非常につながりが深く、電氣ブランが登場する文学作品もあります

　太宰治　「人間失格」
　「酔いの早く発するのは、電気ブランの右に出るものはない」

　三浦哲郎　「忍ぶ川」
　「映画見て、神谷バーへいって、あたしはブドー酒、あなたは電気ブランで、乾杯してくださいな」

　萩原朔太郎
　神谷バァにて　「一人にて酒をのみ居れる憐れなる　となりの男になにを思ふらん」

1,000円かからずに酔えるブランデーベースのカクテル、久方ぶりに飲ってみます